渋沢栄一という方が新一万円札のモデルに選ばれました。いつから発行されて市場に出回るのでしょうか?そもそも渋沢栄一さんはどのような方でどうして選ばれたのでしょうか?新札の変更時期には明確な時期があるのでしょうか?今回はそのあたりについて調べてみました。
渋沢栄一とは?
渋沢栄一は、1840年に埼玉県生まれました。1853年がペリー来航なので大体いつくらいの人なのかイメージがつくかと思います。渋沢さんが少年時代に幕府が開国。多くの外国人が、日本に入ってきました。
渋沢さん自身も青年期、海外に渡り多くの異文化に感銘を受けてその知識を日本に持ち帰り国の発展に努めました。
そして渋沢さんはその後なんと約500の企業を育て、約600の社会公共事業に関わるほどの人物になり、幕末から昭和までを駆け抜けた、時代の先駆者です。「日本の資本主義の父」と呼ばれています。
大河ドラマ「青天を衝け」の主人公としても、話題の人ですね!
選考理由は?
さてそんな偉大な経歴を持つ渋沢さんですが今回の新一万円札に選ばれた理由はなんだったのでしょうか?
「明治以降の文化人から選んだ」
今回の選考基準に「明治以降の文化人」というのが有った様ですが渋沢さんは確かに当てはまっていますね。しかしながら以前から渋沢さんはお札の候補には何度も挙がっていたようです。しかしながら当時の偽造防止技術では髭を生やしている人のほうが良かったそうで歴代の一万円札の肖像画の聖徳太子や福沢諭吉も髭を蓄えています。しかし最新の技術でその問題も改善されたので晴れて渋沢さんが新一万円札の肖像に選ばれました。
功績
様々な企業を立ち上げ、日本経済の発展に取り組みました。
まずは「第一国立銀行(現:みずほ銀行)」の設立。
そのほか数多くの企業の設立に携わっています。
【渋沢栄一が設立に関与した企業一例】
- 東京海上保険(現:東京海上日動)
- 東京瓦斯(現:東京ガス)
- 大阪紡績(現:東洋紡)
- 東京株式取引所(現:東京証券取引所)
- 王子製紙(現:王子ホールディングス)
- 東京ホテル(現:帝国ホテル)
- 日本鉄道会社(現:東日本旅客鉄道)
- 共同運輸会社(現:日本郵船)
- 東京電灯会社(現:東京電力ホールディングス)など
変更時期は?
財務省によると、偽造抵抗力強化等を目的に、概ね20年毎に紙幣のデザインを改刷してきたとのことです。つまりその度に最新技術を盛り込んだ紙幣が誕生するということです。紙幣が一新されるのは2004年以来という事でまさに2024年の上半期(4~9月)に、一万円札・五千円札・千円札のデザインを新しくした「新紙幣」を発行することが発表されました。
前回一新された2004年では、千円札は「夏目漱石」から「野口英世」に。
五千円札は「新渡戸稲造」から「樋口一葉」に。
しかし、一万円札は1984年から40年間ずっと、「福沢諭吉」から変わっていませんでした。
まとめ
如何だったでしょうか?大河ドラマで話題になっていた渋沢栄一さんですが紙幣一新の発表の後での大河なのでその辺りも考慮に入れていたのでしょうか?しかし改めてみてみるととても凄いう人だということが分かりましたね。そんな渋沢さんの新一万円札の発行はまだ先の話ですが楽しみに待ちたいと思います。
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